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ヨーロッパツアー2012 4

ヨーロッパ5日目
(この日記は走り書きを元に帰国後かいてます)

なんとなく時差ぼけも緩和して、やっと夜寝れるようになってきました。
年がいくほいどに時差ぼけを戻すのに時間がかかるようです。
ハイムを3日間まわって、この2日間はホテルに缶詰で原稿のお仕事
なんかエンジンかかんなーい感じ
どうしたーヒデキ!のヒデキです。

会話形式でまとめるバディー越川クンとのインテリアビジュネスニュースの記事はこの旅の間に仕上げるスタイル
はじめのほうがだらだらいくと最後にしわ寄せが来るんですよ。
これ毎年だから仕方ない。
これ一般的に癖やたちというんですよ
なるほど、でも今年はなんか半端ない非集中力 怖いし

今年のトレンドテーマは「モンタージュ」
広辞林で引くと
ー命燭琶数を組み合わせて1つの画像を作ることまた、そうして作ったもの
¬楫蘯圓竜憶を下に部分写真を合成して作り上げる似顔絵写真
1撚茲燃謄轡腑奪箸里弔覆方で単に足したもの以上の新しい意味を作り上げ る技法
なるほど~
ようは組み合わせなんだよね
新しい意味を作り上げるってとこがトレンドなのですね。

今年も4つにテーマを細かく分けて説明されてました。
まずは1つ目
COLOUR RIOT (色の騒動・一揆)
「洗練された光」がテーマイメージです。
虹のようなポジティブで強い光の色、人工的に作られた光の色をイメージしてもらうといいかもです。
デザインイメージは作りすぎたものではなく資材や道具に近いものを使う。
カーテンなら作りこみすぎずにただかけたりつったりするだけにして空間としてテキスタイルを表現しましょう。
ここ数年トレンドの幾何学は文化的(民族的)また、時間的背景によるものではなく、一歩進んで純粋にデザインとして使うというのがこれからの流のようです。

強い色は何かと使いにくいものですが光を透過させて光の色として使うと使いやすくなりますよね。
たとえば窓にいつもより少し強いピンクのカラーレースをつることによって、
部屋の中がほんのり色をおびる。でもレースをあければ部屋の色や雰囲気が変わります。
ランプにカラーのシェードにかぶせるだけでもライトの点灯時には色が透過され、また消灯時には色はあんまり反映しません。
TPOで部屋が、場面が変わるのです。いえ,変ることが出来るのです、
家の中に色を入れることにより住まうことを楽しみましょうが隠れたテーマかもです。
カラーチャートもありますが、あまりいろの種類にこだわらずに、重ねたりして楽しみましょう。しいて言えばピンクやブルーやグリーンが今年っぽいかも

カラーアクリル板がつられており、光の色のテーマを表現してました。
また、形を変えることによる見え方の変化を手前のスツールや立体が表現してました。

光(虹)のトンネル
ブースの奥には幾何学系デザインのつりもの
これはくるくると回ることによって見え方の変化を表現してます

一応カラーチャートが出てましたが、あまり気にしなく手によいかもです。

DARK LUX
「神秘的なエレガンス」がテーマイメージです。
ほかのものに贅沢を求めるのではなく、今あるものを使い続ける素朴な贅沢。
次の贅沢はもっとシンプルになっていくようです。
「夜眠たいのに星空があまりにもきれいでもう少し起きていたい」こんな贅沢さ、わかります?
今までの美しさや豪華さの基準が変わりはじめているようです。
たとえば、ロココのメンディー二の椅子のようなこってりいかにもが豪華だったですがハイメ・アジョンのキッチュモダンだって豪華に見えるし、別にキンキラ使わなくたってラグジュアリーが演出できるということみたいです。
ようは組み合わせ方、単品をどう使うかではなく重ねて組み合わせて複合の時代へと移ってるんだと、去年よりいっそうトレンドの使い手のぼくたちにバトンを渡された感じしました。
また、建築は容易に変化をもたらすことのできるファブリックで寿命を延ばせるとファブリックの重要性も強調されていたようです。
このブースはブルーのレースで囲まれてました。

入った正面にはたくさんのソファーに黒いファブリックがかけられてて,フォルムが豊かさを出すというインスタレーション
形に対する概念も変わりかけてるんですね

カラーは微妙な違いの黒の世界
大きなコントラストでなく、微妙な差異・グラデーションが今年は大事です。

ラグジュアリーの新しい解釈。素朴なラグジュアリー。
エレガントさがデザインでなくフォルムであらわすとこが今いのです。この手のLUX常連デザインのダマスクやお決まりのこてこてが少ないでしょ。

ハイム2日目にはトレンドセッターのダン君のトレンドセミナー&ツアーがありました。これ聞くだけでもこのハイム来たかいがあると思うんだよね。

写真中央の下、とくじんさんのアルミの椅子もダン君のセミナーでこのイメージで説明されてました。二度と戻らない、絶えず変化・進化している、フォルムの概念の変化なんかが詰まってるのです。なるへそ

残り二つは次回に

バディー越川クンの旅日記は
http://www.c-aube.jp/12euro/12top.htm