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ベターリビングが「基礎構造の耐震診断指針」発行、東京・大阪で講習会も

 過去の地震で基礎構造の被害が人命に直結する例がなかったことから、これまでの耐震診断指針などには基礎構造の耐震診断方法が示されてこなかった。けれども、東日本大震災では数多くの建築物の杭基礎が損傷。その結果、上部構造被害が軽微なものでも、建物に傾斜が生じて使用できないといった事例が報告された。
 こうした実態を踏まえ、一般財団法人ベターリビング(東京都千代田区)は、基礎構造の耐震診断を実施する際の考え方をとりまとめた「基礎構造の耐震診断指針(案)」を発行。
 これをテキストとして6月、基礎構造の耐震診断の重要性を学ぶ講習会を東京と大阪で開催する。受講料は一般1万円、BLフォーラム会員8000円。なお、テキストのみの販売は7月以降も実施する。申し込み書はコチラからダウンロードできる。
 ■基礎構造の耐震診断講習会
 [東京]
  開催日:6月19日(水)
  会場:すまい・るホール(文京区後楽1−4−10)
  定員150人
 [大阪]
  開催日:6月28日(金)
  会場:建設交流館702会議室(大阪市西区立売堀2−1−2)
  定員:80人
 [問い合わせ]つくば建築試験研究センターTEL029−864−1745(佐久間氏、久世氏)