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ヨーロッパツアー2012 5

CRAFT INDUSTRY
ここは去年のUTILTYというカテゴリーの後の3つを加えて進化させたトレンドでした。3.11の影響を最も受けたカテゴリーなようです。
工事資材を使う・未完成を感性で完成品としちゃう。
去年より進化してるところは、UTILTYの概念をいかに実践していくのかということです。
チョイスされなければエコだって普及しないのです。
そのためには次のアイデアをどう見つけどうこなし、
どう付加価値をつけてチョイスしてもらうのかが大事
ここ数年のプロトタイプがアートとしてチョイスされてきて、
でもそれは結局コスト面からも広がりがなくて、(大量生産でないので高い)
それを既存のものとあわせれば使えるじゃないですかみたいな感じ。
クラフツマンシップ・手工芸品は高価ですが手ごろなものを合わせていけばアベレージコストは下がるのです。なのでチョイスが容易になるのです。
逆も真なり、安価なものも、センスのよい少しいいものとあわせると違う場面が出来るのです。
また価値観・発想の変革も大事だといってます。
中や仕組みが見える安心感(今まで隠していたのです)
柄をずらす・ぼかす・見せる補修
作りこみすぎない・ここでも単体の良し悪しではなく雰囲気という、
組み合わせをトレンドの基調としていました。
いきなり編みこみのハイバックチュエアーがインスタレーションされてました。

こういうチベット系&モンゴル系民族デザインも今年のトレンドです。アンドリューマーチンハ早いナ~。このカンジノ生地を結構前からやってるもんね。

カラーチャートはこんな感じです。去年の素朴+モダンは素朴+カラーという感じに変化しているように思います。

未完成な美しさ
造りこみすぎないというのが大事

馬具はサスティナビリティーの象徴だそうです。

トレンドは去年UTILITYの素朴+モダンから素朴+カラーと進化しました。
ここでの推奨カラーは赤です。以前のファッションの世界にいたころよく景気が落ち込むと赤が流行ると言ってましたがまさに今年。少しオレンジかかった赤が目に付きました。

残り1つは次回に
バディー越川クンの旅日記は
http://www.c-aube.jp/12euro/12top.htm