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低コストで既存RC造の耐震性高める工法

 アイ・エム・エー(東京都中央区)は、低コストで既存鉄筋コンクリート造の耐震性を高める工法「SL-Cube」の販売を強化する。
 天井の高さにあわせて「キューブ」状の鋼管を縦に組み合わせ、上階の梁からにアンカーで吊る。地震時の外力により1階の柱がせん断破壊した際に、上階の建物重量を支える仕組み。1階の損傷集中による建物の倒壊を防ぎ、居住者の圧死防止や避難までの時間確保を目的とする。
「SL-Cube」を6列施工した例
 圧縮強度試験結果では、12mm厚250×250の角型鋼管仕様の場合、1列あたり、50トンの垂直荷重に耐えることができるという。6列配置では、300トンの荷重に耐えることができる計算だ。
 躯体補強型に比べ、工事費用が5分の1程度と安価で、現場作業が簡素で工期が短く、工期店舗の営業が継続できるなどの特徴がある。