最新のJAPANTEXはこちら

HEMS価値向上へ実証実験 大京供給のマンションで 

 東京大学生産技術研究所岩船・荻本研究室と大京(東京都渋谷区)、ファミリーネット・ジャパン(東京都渋谷区・FNJ)は、大京が川崎市で供給したマンション「ライオンズはるひ野シーズンズテラス」(総戸数82戸)で、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の機能改善や高付加価値化、また、HEMSを活用した快適な居住空間の創出に向けた実証実験を始めた。

 実証実験は、同マンションでFNJのHEMS機器「ミエコ」を設置した19世帯を対象に行う。部屋内の電力使用量などのエネルギーデータや温度・湿度などの環境データを収集して、事前に確認する各家庭の家電型式や利用頻度の情報も参考に、節電などにつながるアドバイスを実施。どういったアドバイスが効果的かを検証する。また、電力需給がひっ迫する前日に商業施設の割引クーポンを配信することで、どれだけ外出による節電を促せるかといった実験も行う。

 期間は2014年6月30日までの約1年間。参加者の承諾で最長5年間続けることも視野に入れている。