先日、大京グループのマンション管理を行う大京アステージの取材に行った。
同社は、マンション修繕の新たなブランド「Plusidea(プラシディア)」を立ち上げ、原状回復だけでなく付加価値を付けたマンション修繕工事を行っていく方針だ。
大京アステージが新ブランドを立ち上げた理由の一つは、今後ますます高まる大規模修繕ニーズに対応するためだ。近年、2回目・3回目の大規模修繕工事を迎えるマンションが増加。大京アステージが管理する物件では、2020年に2回目の大規模修繕工事を控えるマンションが911組合、3回目については33組合あるという。
また、区分所有者の高齢化にともない、区分所有者に時間の余裕ができ、マンション管理組合に寄与する時間が増加。中高年者のマンション修繕に関する関心が高まり、ニーズが高度化・多様化してきているという。
こういった動向は住宅リフォームでもあるようだ。先日、ある大手リフォーム会社の方と話をしているなかで、やはり中高年のリフォーム需要が高まっているということを聞いた。リフォームを検討している人の中には、勉強熱心な人も多く、知識の深さに驚くこともあるという。こういった消費者のニーズに対する住宅・不動産事業者の今後の動向に注目したい。
佐々木