富士通、複数の家電を自動制御するＨＥＭＳの開発に着手

　富士通総研（東京都港区）と富士通（東京都港区）は、クラウド技術を使って複数の家電を自動制御するＨＥＭＳの開発に着手する。
　新しいＨＥＭＳには、富士通の個人向けクラウドサービス「マイクラウド」をコア技術として活用する。複数の家電や住設機器を一元的に自動制御する。調査モニターの世帯に設置したセンサー類から電力の使用状況や住人の行動パターンなどを取得し、世帯ごとの特性に合わせた適切な省エネ制御を目指す。
　たとえば、部屋が適温になったらエアコンの運転を停止するだけでなく、サーキュレータを回すなど、家庭内の家電をネットワーク接続することで、種類やメーカーの異なる複数の家電を組み合わせて最適に制御する技術の開発などを進める。