コスモスイニシア(東京都港区)が東京都渋谷区初台で開発を進めていた、隣家と壁を共用する形で連続的に建てられた長屋スタイルの低層住宅、ザ・ロアハウスシリーズ第3弾「ザ・ロアハウス代々木初台」がこのほど、完成した。
ザ・ロアハウスシリーズは、「一等地に低価格で」が事業コンセプト。一等地ながら旗竿地などの工事条件が厳しく競合しない土地を取得したうえで、エレベータや駐車場、共用施設を設けないことやモデルルームを作らないといった販促費の圧縮などで、コンセプトを実現している。
このほど完成した代々木初台は、渋谷区初台2丁目28の24に所在。京王新線初台駅徒歩7分だ。地上3階地下1階建てで、総戸数27戸。平均坪単価は289万円で、周辺エリア相場から1割程度安い設定という。専有面積は43~72平方メートル。
5月の第1期販売開始から7月31日現在までで、契約は17戸。30代前半の一次取得者がメーンだ。契約者からは、立地や価格の割安感のほか、メゾネットや吹き抜けを中心に3.5層がつながるプランなど、立体的なプランが評価されているという。