7月1日からスタートした「木材利用ポイント」。新建ハウジングが住宅の住宅取得・リフォーム予定者=見込み客1000人にその認知度を聞いたところ、住宅取得・リフォーム予定者であるにも関わらず58.5%が「制度の名称も聞いたことがない」と回答した。調査を行ったのは7月中旬で、制度スタート後だ。
残りの約4割が木材利用ポイントの認知度ということになる。しかし、4割のうち24.5%は「名称だけは聞いたことがある」と回答。「制度のことは知っていたし内容も理解している」は残り17%に過ぎなかった。
事業者の間では盛り上がる木材利用ポイントだが、今後の認知度アップは大きな課題だ。また、木材への関心を高め住宅での利用を増やすという本来の目的を実現するためには、ポイント制度の背景まで含めた正しい理解が欠かせない。このままでは、その目的を果たせず、単なる「お得な制度」で終わりかねない。
※見込み客1000人調査の詳細は「住宅白書2013」に掲載しています。
調査:インターネット調査(協力:楽天リサーチ)。
対象:新築見込み客500人、リフォーム見込み客500人