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サマースクールレポート? 「建築家と考える、暮らしやすい間取り」

こんにちは。東京校事務局スタッフです。
今シーズン第2回目のサマースクール。テーマは「建築家と考える、暮らしやすい間取り」です。講師は、アカデミーの建築技術講師、来馬輝順先生です。

町田ひろ子アカデミーにご来校される皆さんには、「何をきっかけにインテリアの仕事に興味を持ちましたか?」と質問をする事があるのですが、その中でも多いきっかけのひとつが「子どものころから間取りを見ることが好きだった」という回答。間取りを見て、あれこれ検討(それとも妄想?)することが好きな方は、インテリア好きのみならず、とても多いのではないでしょうか。

とはいえ、実際に間取りを考えることは現役の建築士でも難しいこと。この体験レッスンでは、その前段階の「理想の家を叶える」ためのゾーニング(機能ごとのエリア分け)に取り組んでみました。

ふせん紙を使って、自分の理想の住宅に必要な部屋(玄関、リビング、キッチン、寝室、などなど…)をピックアップ。
パブリックゾーン…友人知人など、他人を招く空間
セミパブリックゾーン…家族と他人、両方が使用する空間
プライベートゾーン…家族のみが使用する空間
と部屋を色ごとに分類します。

暮らし方が多様になった今、どの空間をパブリックゾーンにするかは人によっても考えが違います。
例えばキッチンであれば、
・友人と一緒に料理を作るなど、パーティができるオープンなスペースにしたいからパブリックゾーン
・作業の手元は隠して、顔だけキッチンカウンターから見えるようにするセミパブリックゾーン
・片づけが苦手で他人にキッチンを見せたくないからプライベートゾーン
などの考え方がありますし、
こども部屋であっても
・自立を促すためにもきちんと個室を与えたいからプライベートゾーン
・親の目の届く範囲にこどもの勉強スペースを作りたい(パブリックゾーン、セミパブリックゾーン)
という考え方もあります。

その他にも
・奥さんのお友達が複数来ている時に、休日のお父さんがリラックスウェアのままキッチンに飲み物を取りにいけるか
・子どもが帰宅時に必ず親の目が届く位置を通ってからこども部屋に行くような動線

なども考えて各エリアの位置を検討。

さらには、
・玄関にはベンチを置きたい
・キッチンに8人掛けできるテーブルが欲しい
・アートを飾るスペースも作りたい
・ベッドルームには収納充実
等々、より細かい条件を書き加えていきます。

条件を書き加えることで頭が整理され、こうしたメモ書きが実際の仕事でも家の設計をするにあたってのガイドラインになるのだとか。たくさん書いた結果、全部が取り入れられなくても、優先順位が決めやすくなるそうです。

レッスンの終わりには来馬先生の講評。参加者の皆さんの住まいもそれぞれのこだわりが詰まった、なかなかの充実ぶりでした!

町田ひろ子アカデミーでは、内装や家具の配置などのインテリアコーディネート技術はもちろん、自分で間取りを考える授業もあり、卒業生はリフォーム企業に就職して間取りを含めたプランニングに携わることもあります。
「アカデミーを卒業後はどんな仕事に就いているのか」といったこともサマースクールで詳しくお話しをしていますので、インテリア・住宅のお仕事に興味のある方はこの機会にぜひ体験レッスンにチャレンジしてください!(参加費は無料。楽しく簡単に取り組める内容です)

次回のサマースクールは8月3日(土)10:30〜/14:00〜(2回開催、内容同じ)の30分でできるCAD体験!です。実際にPCでCADにチャレンジしていただきます。定員に限りがありますので、お早目のお申し込み、お待ちしております!

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東京校 事務局スタッフ