LIXIL(東京都千代田区)は9月2日、既存部材を壊さないカバー工法対応の内装リフォーム専用商品「Renova(リノバ)」を発売する。
リフォームでは、「建具のゆがみでキレイに納まらない」「壁と幅木に隙間が生まれる」「床に段差ができる」など、工事開始後に初めてわかる問題が多い。そこで、同社社員が数カ月にわたりリフォームの現場に密着して調査を行い、実際のリフォーム現場で起こりやすい課題を解消する部材を開発した。
テーマは、「壊さない工夫」「現場にFIT」「ムダの排除」。
窓枠や建具枠などの既存枠の上から取り付けるだけで壁を取り壊すことなく建具や造作材をキレイに仕上げる「リノバカバー材」、最大15ミリの段差や隙間をカンタンに解消する可動式の「リノバ床見切り材」、既存枠はそのままに建具扉を交換できる「リノバ室内ドア」などを開発。
さらに、部材の長さを3000ミリに設定し、業務用車でもカットせずに運搬できるようにした。小口発注が可能で、小規模リフォームにも対応する。