福井コンピュータアーキテクト(福井県坂井市)は10月22日、パッシブデザインの設計ノウハウを搭載した3次元建築設計システム「アーキトレンドZ」の最新版(バージョン9)を発売する。
パッシブデザイン設計の専門家である松尾和也氏(松尾設計室代表)、辻充孝氏(岐阜県立森林アカデミー准教授)、豊田保之氏(トヨダヤスシ建築設計事務所代表)の3人が監修。
平面図には「パッシブデザインチェック」機能を搭載した。方位、敷地、開口部の位置をよみとり通風や採光など20項目以上を自動でチェックすることにより、自然エネルギーを活用しながら光熱費がかかりにくいプランとなっているかを基本設計段階で判定できるようにした。
また、住宅のランニングコストを住まい手にわかりやすく示す新機能として「アーキトレンド エコナビ」を装備。暖房、冷房、照明、給湯などの一次エネルギー量を算定して建物の環境性能を見える化し、ランニングコスト、CO2削減量をひと目で把握できる。
基本プログラム(平面図)が税別40万円〜、オプションプログラム(エコナビなど)が20万円。