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横浜市の既存マンション住戸でエコリノベ ナイス

 ナイス(横浜市鶴見区)などのナイスグループが横浜市西区にある2001年築のマンションの住戸で、自然エネルギーを活用するパッシブ手法を採用した、単身アクティブシニア向けのリノベーション事業を計画している。横浜市内の事業者などが行う優れた省エネ改修提案を対象に、横浜市が補助する「既存住宅のエコリノベーション事業」として選定されたもの。近く工事に着手し、来春の完成を目指す。改修工事中には現場見学会を行うほか、完成後はモデル住宅として一般公開される予定だ。

 既存物件は、ナイスグループの横浜地所(横浜市鶴見区)が所有しているもの。総戸数64戸、地上11階建ての6階の1室だ。専有面積は51平方メートル。リノベーションでは、従前2DKだった間取りについて、玄関部分に土間を設けた1LDKにする。単身高齢者の居住想定を背景に、室内に土足で入れる中間領域を設置。趣味を楽しめると同時に、人が立ち寄りやすいよう計画した。

 また、環境配慮では断熱改修のほか、グリーンカーテンや欄間付きの建具、エネルギー消費量の見える化などを行うHEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を導入する。