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三井不動産レジデンシャル 日本初、マンション各住戸に専用の蓄電池を導入 – オンライン記事

<三井不動産レジデンシャルは各住戸に専用のリチウムイオン蓄電池を導入した分譲マンションの販売を開始する。各住戸で蓄電池の使用法を自由に設定することが可能だ。>

商業施設などと一体再開発
mitsuiregi.JPG駅とペデストリアンデッキで接続

 三井不動産レジデンシャルは分譲マンション「パークタワー新川崎」(神奈川県川崎市幸区)の販売を11月上旬から開始する。

 「パークタワー新川崎」の建設は「鹿島田駅西部地区市街地再開発事業」の一部。この再開発では、分譲マンションのほかに、商業施設や銀行、認定保育所などが入居する「生活利便施設棟」の開発も予定されている。
 分譲マンションの総戸数は670戸で、専有面積は約45㎡~92㎡、間取りは1LDK~4LDKとなっている。

高圧一括受電やデマンドレスポンスを導入
tikuden.JPG 「パークタワー新川崎」では、「エコ」をコンセプトの一つとしており、マンションのエネルギーマネジメントシステムを強化する取り組みを行っている。

 具体的には、HEMSによって各住戸の電気・ガスの使用量を見える化できるだけでなく、日立製作所をMEMSアグリゲーターとしたエネルギーマネジメントサービスも導入する。

 このサービスでは、まず高圧一括受電を利用し、各住戸に電気を供給する。これにより、系統電力よりも電気料金を5%安価にできる。

住戸ごとに蓄電池の充放電の量・時間を設定できる
 日本で初めてマンションの各住戸に専用のリチウムイオン蓄電池を導入し、HEMSと連携させる取り組みも行う。HEMSにより蓄電池の蓄電量や使用量を見える化できるだけでなく、充放電の量や充放電を行う時間帯も各住戸で設定できる。具体的には、「経済モード」「防災モード」「ユーザーモード」の3つのモードを利用する。

 「経済モード」は深夜などの電気料金が安価な時間帯に充電し、昼などの電気料金の高い時間帯に放電するモード。電気料金を安価に抑えられ、昼間のピークカットに貢献できる。

 「防災モード」は非常時の電力供給源として、蓄電池の使用を想定したモード。平常時は使用しないため、非常時にほぼ満充電の状態で電力を供給できる。

 また、「ユーザーモード」を利用すれば、充放電の量と時間帯を各居住者が自由に設定できる。

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