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積水ハウス 対話型HEMSを開発、住生活サービス提供の足掛かりに – オンライン記事

<積水ハウスは対話型HEMS「あなたを楽しませ隊」を開発、無料で提供していく。エネルギーの見える化機能だけでなく、利用者の状況などに応じた生活情報なども提供し、住生活サービスの足掛かりにしていきたい考えだ。>

説明役のキャラクターがパーソナライズされた情報を提供
 「あなたを楽しませ隊」には、エネルギーの見える化機能以外に、同社の社員やオリジナルキャラクター「いえくん」が居住者に語りかける形で様々な生活情報などを提供していく機能を付与した。

 スタート当初は、「いえくん」以外に同社社員のキャラクターである「ガーデニング大使」と「エコ大臣」が画面上に登場し、絶えず居住者に語りかける。居住者は、それぞれのキャラクターが語りかける情報のうち、興味があるものを選択し、反応を示す。すると、選択された話題について、より深い情報を提供していく仕組みになっている。

 サービス提供当初は、利用者があらかじめ自分の家の情報を入力するようになっており、その情報や周辺環境の気象条件などに基づいたインフォメーションをキャラクターが伝える。

 例えば、事前に庭木の種類などを入力しておくことで、季節毎の手入れのポイントなどを紹介していく。

 一方、エネルギーの見える化機能についても、より分かりやすい形で表示するよう配慮。現在のエネルギー状況だけでなく、光熱費やCO2排出量、さらには回路別のエネルギー消費量なども確認できる。

IBMプラットホームでよりオープンなシステムに
 「あなたを楽しませ隊」のもうひとつの特徴が、IBM プラットフォームを活用している点。現在販売されているHEMSの多くは、販売する家電メーカーなどが設置したサーバーに情報が蓄積される仕組みになっている。ある意味ではクローズドな環境に住生活に関するビッグデータが蓄積されていると言っていいだろう。対して、IBMプラットフォームは、どのようなメーカーのHEMSから得た情報であっても、一元的に情報を蓄積しようというものだ。

 現時点ではパナソニックと東芝のHEMSがIBMプラットフォームに対応しており、今後、さらに増加する見通しだ。

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