不動産証券化協会は、東日本大震災の復興を人材育成の面から支援するため、東北地方で資格取得支援プログラムやセミナーを開催する。証券化の知識を学ぶ機会を提供し、復興のための資金調達などに役立ててもらう。
具体的には、来年度から、同協会の資格制度「認定マスター」養成講座の受講料を無料化する。対象となるのは、岩手、宮城、福島県に居住・勤務している人。資格を取得するためには、養成講座の知識編を受講した後に修了試験を受け、合格した後、養成講座の演習編を受講する。通常、そのために必要な費用は16万2000円だが、今回の「支援プログラム」では、受講料を無料とし、受験料1万2000円のみで受けられるようにする。
更に、これまで基礎編の修了試験を東京のみで実施していたが、仙台でも行う。
また、来年2月6日には「復興の課題と共同投資の役割」と題したセミナーを仙台市内で開催する。参加無料。
時間は午後2時から5時。場所は仙台市青葉区のホテルメトロポリタン仙台。申し込み先は、同協会ホームページから(12月上旬から受け付け予定)。