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空室率7%台前半に改善 6カ月連続低下 都心5区ビル 三鬼商事調べ

 三鬼商事(東京都中央区)が2013年12月末時点で調べた東京ビジネス地区(都心5区)オフィスビル市況によると、平均空室率は7.34%と前月比0.18ポイント下げて7%台前半となり、6カ月連続で低下した。新築が14.50%(前月比2.21ポイント低下)、既存が7.21%(同0.14ポイント低下)だった。新築ビルは一部で大型成約の動きが見られたほか、竣工もなかったので、空室率が低下した。

 地区別では千代田区が6.13%(前月比0.03ポイント低下)、中央区が7.10%(同0.25ポイント低下)、港区が8.32%(同0.38ポイント低下)、新宿区が9.28%(同0.12ポイント低下)、渋谷区が5.53%(同0.13ポイント上昇)となり、渋谷区のみが悪化した。

 平均賃料は1万6207円(前年比2.20%下落)。新築が2万7166円(同16.33%上昇)、既存が1万6022円(同2.65%下落)だった。

 基準階面積100坪以上の計2643棟(新築23棟、既存2620棟)を調べた。