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アキュラホーム 「KAIZENプロジェクト」でコストダウンと付加価値向上を狙う – オンライン記事

< アキュラホームは、「KAIZEN」プロジェクトとして、徹底したコストダウン活動を進めている。また、「地域で一番売れる住宅」をテーマに、各地の事業部が主導権を握る形で商品開発も進めており、その第一弾のモデルハウスを埼玉県東松山市にオープンさせた。>

akyura1401.JPG 「KAIZENプロジェクト」は、アキュラホームグループの社員や工事を担当している大工・職人、さらには同社が主宰する工務店ネットワーク「ジャーブネット」の会員からコスト削減とバリューアップに関する提案を募集し、実際の住宅に採用していくことでコストダウンと付加価値向上を図ろうというもの。

 一方、「戦略商品開発プロジェクト」は、地域の拠点が主導する形で「地域で一番売れる住宅」を開発していこうというものだ。

 この2つのプロジェクトを推進していくために、第一弾として埼玉県東松山市の分譲地内に2棟のモデルハウスを建設した。

3000件のKAIZEN案を吟味、100万円のコストダウンに成功
 今年6月のプロジェクトスタートから約半年で3000件ものKAIZEN案が集まり、その中からより現実的なものなどを抽出し、モデルハウスに盛り込んだ。

 例えば残土処理のコスト。排水の手法を見直し、水回りなどにつながっている排水管を床下内に巡らせ、一カ所に集約してから排水溝などに近い場所から外部に排出するようにした。これによって、住宅の敷地内に埋設すべき配管が減り、土を掘削・埋戻す量も少なくなる。

 こうした取り組みによって、土に関する全体的なコストを従来の約20万円から約7万円にまで圧縮することに成功したという。
トライ&エラーで「地域で一番売れる住宅」を

 一方、「戦略商品開発プロジェクト」のモデルハウスでは、埼玉第一事業部が中心となり、スケルトン&インフィルの考え方を取り入れた戦略商品を具体化している。

 埼玉県内でも北のエリアについては、少し建築費が低い傾向があるという。

 より少ない予算で、満足度を高めるために、スケルトン部分については16パターンに限定した企画型住宅として、インフィル部分だけ自由設計の考え方を導入した。

 これによって、打ち合わせ期間を従来の約3カ月から1カ月~1カ月半に縮められると見ている。結果として、住宅価格を抑えることが可能になる。

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