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兼松日産農林 地盤関連の技術・ノウハウを共有する新組織を発足 – オンライン記事

<兼松日産農林(東京都千代田区)は、地盤業界の新組織「グランダートユニオン」を設立した。地盤調査・地盤改良工事などを手掛ける会員企業が、地盤関連の技術・ノウハウを共有することで、コストパフォーマンスに優れた、より品質の高い地盤調査、地盤改良工事の実現を目指す。>

 これまで特定の地盤改良工法の普及拡大を図る組織はあったが、地盤調査や地盤設計、さらに施工管理など、地盤に関する様々な技術・ノウハウを共有する組織は業界初となる。

 まずは、兼松日産農林と、地域で地盤調査・地盤改良事業などを展開する7社でスタートする。将来的には、各都道府県に数社程度、50~100社の会員メンバーを募りたい考えだ。

 入会の条件のひとつは、同組織が掲げる「地盤のプロとして本物の地盤技術を提供し、社会に貢献する」というビジョンを共有できること。「グランダート」とは、土を意味する「グランド」と、芸術、技術を意味する「アート」を合わせた造語。

第三者認証工法の採用で地盤改良の品質を担保

 グランダートユニオンでは、地盤改良の品質を担保するために、「第三者認証工法」の採用を進める。

 第三者認証工法とは、国土交通大臣が認めた第三者性能評価機関が推奨する地盤改良工法のこと。性能評価機関内に設置された学識経験者などで構成する審査委員会が、設計から施工まで厳正な審査を実施。十分な性能が証明された工法だけが認証を受ける。

 同組織発足に合わせて兼松日産農林では、柱状改良工法の「ファインパイル工法eco」と、鋼管杭工法の「スーパーNP-PACK工法eco」という2つの工法で、新たに第三者認証を取得した。会員メンバー間で、この2つの工法を共有して普及拡大を図る。

 さらに今後、表層改良工法や、液状化対策工法などについても会員メンバーとともに新技術の開発を行い、工法の選択肢を広げていく予定だ。

会員メンバーへのバックアップ体制も充実
 また、業界初の取り組みとして、会員メンバー間で、地盤調査や地盤設計、施工管理などの技術・ノウハウの共有を進める。この取り組みには、兼松日産農林が開発した「e-soilⅡ」という地盤調査・設計・施工トータル支援システムを活用。このシステムを会員メンバーに無償で提供する。

 会員メンバーは、このシステムを用いることで、ウェブ上で地盤調査結果を解析することが可能になる。さらに、改良工事が必要という判定が出た場合、最適な工法の選定や、地盤改良の設計、施工管理までも行える。施工管理機能を活用して会員メンバー間で施工重機の共有も進める予定だ。

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