大和ハウス工業(大阪府大阪市)は1月25日、奈良市にある奈良工場に同社最大の戸建て住宅体験施設「住まいまるごと体験館」をオープンする。さらに、工場・事務所の建設を検討する法人向けに奈良工場第一工場棟・事務所棟・食堂棟をショールームとしても活用する。
日本初の住宅専門工場という奈良工場第一工場は、2013年2月から建て替え工事を始め12月に本格稼働した。これにあわせて、戸建て住宅や工場の建設を検討する個人・法人を対象に工場をまるごとショールームとして利用する試みをスタートする。
戸建て検討者向けの「住まいまるごと体験館」には、実物大の家の壁面スクリーンを使用して同社の技術力をダイジェストで伝える「D-TECHシアター」や、独自の収納ノウハウをツアー形式で紹介する「収納ラボ」を設置。見学時間は約1時間30分を想定しており、年間の来場数1万人をめざす。
法人向けには、環境配慮型の工場、オフィスなどを公開。各施設にはエネルギー計測、デマンド制御、設備の異常検知などを総合的に行う「D’sFEMS」や、約2万4000平米の屋根に太陽光発電パネルを導入している。
■「住まいまるごと体験館」
住所:奈良市西九条町4−2−2
延べ床面積:1727.9平米
構造:重量鉄骨2階建て
営業時間:10:00〜17:00(火・水曜休館)