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宮城県登米町で「太陽熱木材乾燥機」を導入 

 宮城県登米町森林組合(宮城県登米町、芳賀稔代表理事)は、太陽熱によって木材を乾燥させる新設備「ToMSM(トスムス)」を建設、このほど稼働する。
 設備は12メートル×20メートルの大きさ。住宅用の暖房や無負荷換気として利用するパッシブソーラーのしくみを応用。石油や電気など既存の燃料を使わず、太陽熱を使って木材を平衡含水率の状態(約12 %程度)まで乾燥させる。
 設備は公益財団法人日本中小企業福祉事業財団による復興支援事業によって建設された。設備設計はプレアデザイン研究所(武山倫代表)が担当した。
 組合では17日に竣工式を行い、関係者に乾燥機を公開する予定。詳しい問い合わせは同組合(TEL:0220−52−2075)まで。