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インテリアにできること その2

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「インテリアにできること」
一昨年のJAPANTEXのテーマです。
なにかいつもあたまをよぎる言葉になってます。

インテリアに何ができるんだろ。
スタイリングプロでは義援金のほかインテリアファブリックで袋を縫って東北へ送ってる、友達のメイクマンの鈴木さんは三陸ミシン事業を手持ち弁当で手伝ってる。
で、ヒデキに何ができるのだろうといつも考えさせられます。

たまたま、デザイナーズショーハウス(これも東北へ向けての)でチャリティーイベントに参加したご縁でIFDAさんからオファーを受けまして『TAKE A SEAT』というチャリティーイベントに参加しました。

このイベントは、サンディエゴ・ニューヨーク・大阪の3都市同時開催で、
デザイナー・インテリアコーディネーター・フラワーアーチストなどインテリアフリークたちが古い椅子をリメイクして、蘇らせて、サンゲツさんのショールームで展示して、皆さんに観てもらい、さらにオークションにかけて売り、
その収益を福島とハリケーンサンディーで被害を受けた街の支援団体に全額寄付するチャリティーイベントです。

これならデザイナーは日頃からあたためていたアイディアやイメージやセンスを試せるし、そのデザインやアイディアがお金にかわって社会やひとの役立つ。
オークションや人気投票があるのでデザイナー自信も腕試しができるのもいい。
別に相互受益を求める訳ではないのでけれど、ヒデキ的にはこちらの方が清い感じがするので参加させていただきました。

ともあれでここからが大変。せっかくだすんですこしでも高く売れるものがいいし、すこしアイキャッチにならないとヒデキとシオを呼んでくれた人にも悪いんですよね。
考えたあげく、自宅で使ってたNEST チェアーをリメイクすることにしました。

カラーデザインはお手の物ですが、これはつくるのが大変。
何せ下地がないところにウレタンや生地を貼っていくんだからむずかしい。
当然、技術的にも思考的にも3次元で考えてつくれる人の手を借りなければなりません。
ということで、恐れ多くも西日本で唯一マイスター資格を持つ椅子張り職人のモリス工芸社の森下さんにお手伝いしてもらうことにしました。
(*マイスターとは1級技能士のさらに上の技術者の資格です)
何せ忙しい職人さんを忙しいGW前に無償の奉仕に引きずり込むことに躊躇しましたが、西日本1は違いますね~躊躇するまもなくOKしてくれました。

ここからモリス工芸社さんの苦悩がはじまるのですが、それまた違う日に。
イメージ 2   西垣家愛用の椅子をだすことにしました!家族の残念がるのを尻目に売れなきゃチャリティーになんないんだから、売れるものをつくるのです。
イメージ 3  完成後、1日だけの里帰りで自宅に持ち帰り、庭で記念撮影 後ろ姿もいいよNESTくん!さびしいな~涙でもう前がみえません。

イメージ 4  立派になったな~いいところにもらわれてくれよ~