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外出誘導で節電促進 北九州市400世帯で実証実験 凸版印刷

 凸版印刷(東京都千代田区)は7月22日、福岡県北九州市八幡東区東田地区で、地域全体の電力負荷を平準化する節電を促す実証実験を始める。再生可能エネルギーの普及促進や家庭、地域で効率的に活用できるエネルギーマネジメントシステムの構築に向け、経済産業省が推進する次世代エネルギー・社会システム実証地域の1つとして、同地区を中心に2010年4月から進められている「北九州スマートコミュニティ創造事業」で行うもの。夏と冬の電力需要が高まる時間帯に近隣店舗で利用できるサービス情報を配信することで得られる、外出による節電効果や経済効果などを検証する。同社は、今後のエネルギーマネジメントシステムの開発や事業化に向け、今回の実証実験の結果を活用する考えだ。

 夏季実験は7月22日~9月13日の平日13~17時に行う。約400世帯のほか、近隣店舗として、イオンモール八幡東やスピナ帆柱店などが参加する。冬季も同様の実験を予定しているが、詳細は未定。