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「買い時」63%の高水準続く 金利と価格上昇に敏感 野村アーバン、住宅購入意識調査

 野村不動産アーバンネット(東京都新宿区)はこのほど、不動産情報サイト「ノムコム」会員を対象に実施した「住宅購入に関する意識調査」(7月上旬、有効回答1831人)をまとめた。「不動産は買い時」と考えている人は1月の前回調査とほぼ同じ63.3%(0・7ポイント減)の高い水準が続いた。その理由は、「住宅ローンの金利が上がると思われる」(53.5%)が最も多く、「今後、消費税の引き上げが予定されている」(47.3%)、「住宅ローン金利が低水準」(45.1%)、「今後、物件価格が上がると思われる」(37.0%)が続いた。

 具体的に不動産価格と住宅ローン金利についても聞いた。不動産価格については、「上がると思う」と回答したのは44.8%で、前回調査より15.6ポイント増加。「横ばい推移」は29.4%、「下がると思う」が8.8%で、それぞれ7.4ポイント、6.7ポイント減少した。住宅ローン金利が今後どうなると思うかについては、「上がると思う」が68.4%と前回比28.8ポイントの大幅増となり、需要者が金利動向を敏感にとらえている状況が改めて明らかになった。「ほとんど変わらないで推移する」は18.6%で、同21.7ポイント減少した。