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旭化成ホームズ 中部地区の特性に配慮したピロティガレージ付き3階建て住宅 – オンライン記事

<中部地区向けの都市型3階建て住宅「へーベルハウス フレックス ラウンジデッキのある家」を発売した。敷地の使い方や複数台の車を所有する中部地区の特性を踏まえ、ピロティガレージを提案している。>

愛知県では敷地面積120㎡程度使用建蔽率40%台の計画が多い
asahika02.jpg 昨年度、同社が受注した200㎡以下の敷地に建設した戸建3階建て住宅の場合を比較すると、東京都では80㎡程度の敷地が多いのに対し、愛知県では120㎡の敷地が多い。都市型の狭小敷地でも東京都に比べ、愛知県は面積が広いことがわかる。

 さらに、愛知県で受注した案件の内容を細かく見ていくと、敷地の法定建蔽率が60%の地区にも関わらず、実際の使用建蔽率は40%台の計画が多いことがわかった。

 敷地面積は広くても、そこに建つ住宅の建築面積は小さいのだ。

 これには名古屋市をはじめとする愛知県が車社会であるという地域性が影響しているという。世帯当たりの車の保有台数を比べると、東京都が0.484台なのに対し、愛知県は1.328台。つまり、愛知県では複数台の車を保有している世帯が多いことがわかる。複数台の車の駐車スペースを確保するため、建蔽率に余裕を持たせながらも、道路に面した敷地前面を駐車場として舗装してしまうケースが多いのだ。

リビングと連続するラウンジデッキ空間を創出
asahika01.jpg そこで、「へーベルハウス フレックスラウンジデッキのある家」では、1階を建蔽率いっぱいまで拡大し、駐車スペースをピロティガレージとして確保した。屋根付き駐車スペースとして、複数台の車を駐車できる。

 そして、ピロティガレージを設定したことで2階に生まれた空間を、ベランダ(ラウンジデッキ)として確保。敷地内に庭が取れない分、ラウンジデッキを庭の代わりに活用する提案を行っている。

 このラウンジデッキは2階に設定したリビングと連続した空間となる。外周を高さ約1.9mのへーベル壁「スカイウォール」で囲うことで、周辺からの視線を適度に遮ったり、部分的にパネル手すりやガラス窓を併用して開放感や眺望を楽しめるようにするなど、周辺環境にあわせて提案する。

 今回の新商品の投入により、中部地区での3階建て住宅のシェアをさらに高め、トップブランドとしての地位を強化していきたい考えだ。

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