インテリアデザインコンペ2012優秀賞のtona by RIKA KAWATO 河東 梨香さん。アンケートにお答えいただきました。
2012年 優秀賞
グループ名・お名前:tona by RIKA KAWATO 河東 梨香
作品名:FEEL 感じる心を育てる
(1)現在の所属、職種*2013年7月現在
・tonaデザイン事務所 代表/デザイナー
(2)現在の活動
・東京を拠点にLE KLINTやGEORG JENSEN DAMASKなどの国内外のメーカーとテキスタイルやインテリアデザインの他、家具、プロダクトなど生活に関わる分野で活動しています。
(3)作品で表現したこと
子供の笑顔は多くのひとに幸福感を与える力を持っている。
この笑顔を大事に育てることで20年、30年先の社会が変わってくる。
子供時代の幸せは大きく育ったときの糧となり、社会の幸せへとつながる。
子供が楽しく遊べる空間、安心できる空間、安らかに眠れる空間などを色彩療法に基づいて色分けした。
素材は安全で自然な素材はもちろん、フェアトレードや作業所で低賃金で働いている人たちが作ったものを利用することにより、作り手の生活を豊かにする。
子供の感覚を育てるために手のひらや脚の裏で様々な感触を楽しめる素材を使った。
(4)作品作りの思い出
素材を求めて滋賀県にある幾つもの作業所を見学させていただきました。
作業所で働いている人たちの月給は週5日勤務で平均1万3000円。中には月給500円の人もいらっしゃいます。
障害を持っている方のそれぞれの特技やスキルに合わせ、「買いたい!」と思わせるような商品/ブランド作りをし、工賃のUPにつながるよう活動しているteam coccoriさんに案内していただきました。
私も作業所で織られたカラフルな織物に魅せられた一人です。
まわりの作業所がやっているからうちでも、ではなく妥協しないここにしかないものをつくるというcoccoriさんの強い思いは今全国で広まりつつあることを感じます。
その現場を拝見できたことがなによりの思い出です。
(5)受賞した時の感想
受賞の連絡をいただいたときはとても驚きました。
色々と取材や素材探しに協力していただいた方達に良い報告を出来たのが一番嬉しかったです。
(6)デザインコンペに応募して(賞をもらって)、その後の活動に影響があったか?
また どのような影響があったか?
仕事の自信につながりました。
(7)仕事先のURL
http://tona.rikakawato.com/
(8)ご自由にコメントをお願いします
JAPANTEXでの展示授賞式やタチカワブラインドショールームでの展示など貴重な機会をいただきました。
ありがとうございました。
作品
1. LE KLINT(デンマークの照明会社)
シェードデザイン(SAKURA&KIKU)
Interior Life Style展2013での展示風景
2. Georg Jensen Damask(デンマーク王家御用達のファブリックブランド)
テーブルクロスデザイン(FUSUMAシリーズ)