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「プランツファイル」

こんにちは。ガーデニングプランナー科の紅林です。

お馴染みのコメントになりますが、5月に入学してから「あっっっ」という間に時間が過ぎ、朝夕には秋の気配を感じるまでになってしまいました。ガーデニングをしていると季節の移り変わりを植物や虫(おもに害虫 >_<)が教えてくれるのですが、我が家の植物たちもさすがに今年はまだまだバテ気味のようです (T^T) 毎年、ガーデニングプランナー科では「プランツファイル」なる物を作成しているようなのですが、今年ももれなく課題に出して頂き(汗)、街を歩けば写真をパチリ、駅からの帰宅途中にパチリ、そしてお隣の庭を覗いてはパチリ、と写真を撮りまくっている毎日です。花だけでなく葉っぱや幹、枝の超ドアップ写真を撮っている姿は間違いなくオタクです。(ご近所の方に怪しいと思われていないか、とっても不安なんです f^_^;) そこで一気に課題を終わらせようと、夏休み中の友人を誘い、少し足を延ばして茨城県つくば市の「国立科学博物館 筑波実験植物園」と、ひたちなか市にある「国営ひたち海浜公園」に行ってきたので少しご紹介したいと思います。

「筑波実験植物園」はウェブによると、国立科学博物館が植物の研究を推進するために設置された機関で、およそ14ヘクタールの敷地に、日本に生育する代表的な植物をはじめ、世界の熱帯や乾燥地に生育する植物、筑波山あたりの植物、絶滅危惧種など、7000種類を超える植物が植栽され、3000種類をみることができるんだそうです。

自分で見てもかなりオタクな写真ばかり撮ってきたようなので、熱帯温室から共感していただけそうなものを数枚ご紹介しますね。

熱帯資源温室。入るとムンムンしています。

サルのしっぽのよう。隠れているのかと思うほどリアルです。

世界一大きなラン。グラマトフィルム・スペキオスムといいます。

その花です。ちょっとグロテスクでした。

この色のきれいさが伝わるでしょうか。芸術的でした。

この公園は森林地帯もあって、かなり広いので見て回るのに半日はかかるでしょうか。是非行って頂きたいのですが、「遠くてちょっと〜」という方には、バーチャルで公園散策ができるサイトを紹介します。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/vwdata/vw.html
ガーデニングプランナー科の方たちにはこちらの植物図鑑を。結構お勧めです。
http://www.tbg.kahaku.go.jp/recommend/illustrated/index.php

次はこの日一番の目的だった「国営ひたち海浜公園」です。この公園は年に2回植え替えられる「みはらしの丘」が有名で、3.5ヘクタールもある小高い丘に4月下旬〜5月中旬は450万本ものネモフィラ(ちいさな青い花)が一斉に開花し、6月からは3万本以上の新緑のコキアが、そして秋には真っ赤に紅葉したコキアとコスモスのハーモニーを見ることができます。

海風が吹いてくると一つ一つのコキアがゆらゆら〜と揺れるんですが、その姿をなんと表現したらよいのか。ムーミンに出てくるニョロニョロの植物版って感じですかね (^-^)

小さな花も咲くんですが、その後にできる実がじつはあの「とんぶり」なんです。最近流行りの植物かと思いきや、結構歴史があって驚きました。別名を「ホウキソウ」といって、昔は枯れたコキアを束ねて箒(ほうき)として利用していたそうです。とっても丈夫で手間もかからないマルチタレントな植物なんです。

10月7日(日)と10月21日(日)は入園料が無料になるそうなので、紅葉のコキアとコスモスを見に行って癒されてみてはいかがでしょうか。


(写真はWebから引用)

帰りに通りかかったアカマツ林では、「ガーデニングショーに使えるかも!」と思って、大量の松ぼっくりを拾いました。写真(左)は松ぼっくりだらけの私のリュック、(右)は秋を感じるススキです。早いですね〜。

帰り際、大洗海岸の近くの温泉で海鮮丼を食べて腹ごなし。渋滞対策をバッチリしました(結果、常磐道は全く混んでいませんでしたが、、、)

おかげで、課題は期限前に終了!全315キロのワンデイトリップ、楽しんで課題も終わる一石二鳥の一日でした!

東京校ガーデニングプランナー科 紅林未花