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U値0・9維持して価格抑制 木製窓の普及へ山崎屋木工

 高性能木製サッシを製造する山崎屋木工製作所(長野県千曲市、山崎慎一郎社長)は、競争力の向上と新規需要の開拓を目指してコストダウンに乗り出す。自社現行品より20%価格を抑えた新製品を開発し、4月にも販売を開始する。
 同社はオーダー家具の製造を主軸としてきたが、東日本大震災を機に木製サッシ市場に参入。欧州の加工機械を導入し、設計事務所とともに製品開発を行ってきた。「縦すべり出し」「片引き+フィックス」の窓ではJISにもとづく性能試験も実施し、断熱性能はいずれもU値0.9以下。気密・水密・耐風圧・遮音の各性能も最高位の等級を獲得している。
 同社は現在、これらの窓を「CURATIONER(キュレイショナー)」の新ブランドで展開。今後もPRに力を入れる。が、m2あたり約14万円の価格が「どうしても普及のネックとなる」(山崎社長)ことから、これを20%圧縮した新製品を開発。「樹脂サッシとの価格差を縮め設計事務所や工務店に選んでもらいやすくしたい」(同)考えだ。
 新製品は現状の性能レベルを維持したまま、m2あたり11万円程度での販売を目指す。障子の断面形状を見直して材積を減らし、気密材の配置個所も削減。CAD・CAMを新型にしてデータの入力をスピードアップする。また顧客によって性能の要求が異なることから、ガラスの構成や木材の種類を変えてスペックを落とした廉価製品もメニューに加える。
 「CURATIONER」の詳細はコチラから。3月4日~7日に東京ビッグサイトで開かれる建築・建材展にも出展する。

枠と障子は木曽の国有林ヒノキの辺材から木取りした無欠点材。ガラスはトリプルで厚さ計48㎜(中空層18㎜)、ダブルLow-E、クリプトンガス入り