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期待利回り、引き続き低下 円安、株高トレンドで CBRE調査

 CBREはこのほど、四半期ごとに実施している不動産投資に関するアンケート(4月時)調査をまとめた。アレンジャーやレンダー、ディベロッパー、アセットマネージャーといった投資家を対象に実施しているもの。それによると、東京主要部の各セクター(オフィス、賃貸マンション、商業、ホテル、倉庫)の期待利回りは、倉庫(首都圏湾岸部)を除き、低下していることが分かった。
 中でも、「商業(銀座中央通り)」は調査開始以来の最低水準、「賃貸マンション・ファミリー(東京城南・城西)」は約5年ぶりの低水準となった。
 同社では、「円安・株高に伴う企業業績の改善見込みや個人消費の向上期待、円安を背景とした外国人観光客の増加による消費改善期待などを受け、各セクターで稼働状況の改善と、それに続く賃料上昇期待が見られ、全般的な期待利回りの低下につながったと思われる」と分析している。