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フォーセンス、維持管理に着目した新リフォームFCを設立

 工務店経営支援のフォーセンス(東京都港区)は6月6日、住宅の維持管理に着目したリフォームFC「あんしんリフォームネットワーク(通称:リ・フォ・ネ)」(同、飯嶌政治代表)の運営をスタートした。

 リ・フォ・ネは、地域に密着して住宅の維持管理を行うことで、リフォーム工事や建て替え工事を永続的に依頼してくれる「ロイヤルカスタマー」の獲得、育成をめざすビジネスモデル。
 OB客向けの定期点検や、地域住民向けの低額網戸交換、無償住宅診断イベントを開催して、地域の住宅情報を入手するノウハウを確立。入手した住宅情報をその場でiPadに入力し、どこにいても閲覧、管理、活用できる独自のクラウドシステム「住まいの履歴管理システム」を使って、新規のリフォーム営業や次回のメンテナンスへとつなげる一連の流れをしくみ化した。
 また、iPadと連動する「即楽見積システム」も開発。これは、iPad上で工事部位、工事内容、数量を選ぶだけで、リフォーム費用の概算を住まい手に瞬時に伝えることができるもの。中古住宅販売の場面では、内覧時に「中古住宅+リフォーム工事」のトータル費用を提示することで、契約へとスムーズに誘導できるという。
 このほか、200社超の工務店ネットワークを活用した部材の共同仕入れや、アウトレット建材とリフォーム工事を組み合わせたパッケージ商品、各種営業ツールをラインアップ。本部が実施したトライアル営業では、低額網戸交換のチラシから200万円のリフォーム工事を受注する実績もあげている。
 加盟店の募集も始めた。現在、新築事業をメーンに展開している工務店のうち、リフォームの事業化を真剣に検討する企業が対象という。