戸建やマンションのリフォーム・リノベーションを主に手がけるOKUTA(埼玉県さいたま市、奧田勇社長)は、地元の新聞古紙を回収してつくるセルロースファイバー断熱材の自社製造機を導入、6月から本格稼働を始めた。
同社では標準仕様としてセルロースファイバー断熱材を採用。当初米国、次いで国内山陽地方のメーカーから仕入れ、現在年間約110棟(新築住宅で約60棟分)を使用している。
新設備では月産最大30トン分を製造可能。当面は月産20トンを生産し、このうち約10トン分を自社物件で使用。余剰分を近隣の工務店やリフォーム業者にも供給していく。
セルロースファイバー断熱材を地域ビルダーが自社製造するシステムの導入を支援する「地産ECO断熱協会」の支援により実現したもの。協会として全国で8事例目。