デコス(山口県下関市)は、セルロースファイバー断熱材供給の東日本の拠点となる関東工場を埼玉県飯能市内に建設、7月中旬から製品出荷を開始する。
同社はこれまで山口県下関市の工場から製品出荷し、全国64社の施工代理店を通じて供給してきた。新工場は山口工場を上回る年間2500〜3000トンの生産能力を持つ。同社では生産能力を2倍以上に拡大することで、2020年の省エネ基準義務化に向けた断熱材の需要拡大に備える。
今後は山形県から兵庫県までのエリアを関東工場から出荷することで、流通コストと時間を効率化し、地震や台風など災害時には流通ルート補完の役割も果たす。