最新のJAPANTEXはこちら

ダウ・ケミカルの防蟻システム、五島列島の文化財指定木造教会で採用

 ダウ・ケミカル日本(東京都品川区)は、同社のシロアリ防除システム「セントリコン オールウェイズ・アクティブ」が長崎県五島列島にある文化財指定の教会に採用されたと発表した。
 五島列島には木造の教会が数多く現存しており、堂崎教会、旧五輪教会堂、江上天主堂の3棟でシロアリ防除システムが採用された。
 堂崎教会(県指定有形文化財)は260年におよぶ禁教・弾圧が解かれた後、五島で最初に建てられた洋風建築物。外観は和風、内部はゴシック様式の旧五輪教会堂(国指定重要文化財)、1918年に教会堂建築家の鉄川与助によって建築された江上天主堂(同)は、ユネスコの世界遺産登録をめざす文化財群のひとつ。建物を傷つけたり、観光客が多く訪れる場所に薬剤を散布することを避けるため、同社の防除方法が選ばれた。
 セントリコン オールウェイズ・アクティブは、殺虫剤を散布せず、有効成分を含むシロアリの好むエサ(ベイト)をしかけて巣ごと根絶する、人・環境への負荷が少ないシロアリ防除方法。