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ジャーブネット 住まいづくりの本質に立ち戻り、全社が現代の"名棟梁"を目指す – オンライン記事

<発足して15年目を迎えるジャーブネット。工務店ネットワークとして順調に成長を続けており、昨年度の会員会社による販売棟数は7638棟。発足以来、累計販売棟数が10万棟を超えた。>

リーディングプロジェクトの成果で自己資本率30%超が5社に
 ジャーブネットでは、会員工務店が地域で独立独歩で安定した経営を続けるため、2009年から「リーディングプロジェクト」を実施している。これは会員から精鋭企業を選抜し、「永代家守りのための優良ビルダー」を目指して徹底的に工務店ビジネスを勉強、実践してもらう場づくりを行うというもの。

 2011年にはリーディングプロジェクトのメンバーから師範代・世話人を募り、「永代ビルダー塾」も創設。会員会社の経営力強化に向け、師範代・世話人が塾やセミナーを開催し、これまでの経験や実践的な情報を循環させる取り組みも開始している。

日本のあるべき住まいづくりを追求するため「名棟梁」を見直す

 2013年度は「永代家守りのための優良ビルダー」に向けた取り組みをさらに前進させる。そこで、「経営道と匠の心(技)を極め、全社が『現代の名棟梁』を目指す」を基本方針に掲げた。「名経営者=現代の名棟梁」の考えのもと、もう一度住まいづくり、まちづくりの本質に立ち戻り、経営道と匠の心と技を究め、永代家守りのための優良ビルダーを目指す。

 具体的には「経営道を極める」として、優良ビルダーによる実践情報の共有を図るため、実践型研修を充実させる。主宰者であるアキュラホームが人材育成として活用する研修を公開するとともに、毎月、定期的に研修を開催する。

 全国決起大会では、「地域の木造住宅とその担い手への期待」と題したシンポジウムも開催。京都大学大学院の高田光雄教授の講演に加え、気仙大工の研究者である東北工業大学の高橋恒夫教授が「伝えたい気仙大工の活躍」として講演。アルセッド建築研究所の三井所清典所長が「地域まちづくりにおける工務店の役割」と題した講演を行った。

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