不動産事業のハウスドゥ(東京都千代田区)は9月14日、フルコミッション型(完全歩合制)の営業を主体とした新形態の直営店舗を東京都練馬区にオープンする。
これまで新設店舗には、全国で採用した新卒・中途社員全員に座学や現場での研修を義務づけ、経験を積んだうえで店舗への配属を行ってきた。ただし、人材育成には時間がかかり、店舗展開を加速するうえではネックともなる。
そこで、地域密着を強みとするプロの営業マンを現地採用して営業力を高め、同社が強みとする集客力との相乗効果で出店を加速できると考えたという。
今回の練馬店のような新形態店舗では、フルコミッション型営業マンと業務委託契約を締結。彼らは同社の名刺を持って追客から買い付けまでを担当し、ハウスドゥ社員が集客・契約・引渡しを担当する。
練馬店では5人のフルコミッション型営業マンを採用。このほか店長、営業2人、事務2人の社員が常駐する。
営業マンへの還元率は、案件ごとで紹介手数料の48~90%。
同社はフルコミッション型営業マンの募集を継続し、今後は東京都内、大阪市内への展開を予定している。