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管理受託マンションを無料でスマート化 東急コミュニティー

 東急コミュニティー(東京都世田谷区)が、同社グループが管理受託する既存マンションを対象に、電力一括受電とマンション内の電力消費量の見える化などを行うMEMS(マンションエネルギーマネジメントシステム)について、初期費用などを無料で導入する。マンションの資産価値の維持向上などに向けた管理サービスの一環。このほど、管理組合向けに導入提案を開始した。グループ管理物件のうち、一定規模の物件約20万戸をベースに提案を進めていく。

 MEMSサービスでは、見える化や共用部設備の自動制御を行う。また、各住戸向けには夏や冬の電力需給が高まる時期に節電を要請し、それに応じた場合は電気代を割り引くサービスを提供する。併せて、電力使用状況をもとにした見守りサービスを導入。例えば、単身高齢者世帯で12時間以上、電力使用がない場合は外部にメール通知するといった使い方が想定されている。

 同サービスは、管理組合と5年契約を結ぶ。5年間のランニングコストは無料。6年目以降、サービス継続を希望する場合は、1戸当たり月額400円を求める予定だ。