我が家は至ってごくごく普通の小振りな戸建てです。
但しベランダも縁側もありません。
戸棚かと開いた場所に換気扇があったり、コの字型の階段には登った廊下の最奥に電気がある為、階段の折り返しから下は全く灯りがないとか、水道メーターの蓋が石であったり、慣れればそれなりに適応していけるレベルなので特に困ることはないのですが1つだけ少し不便かな…と思う場所があります。
それは何処かといいますと、洗濯機置き場がないというところです。
そもそも排水溝はお風呂場と台所にしかありません。脱衣所は洗濯機を入れたら服を脱ぐのにも、浴室に入るにも洗濯機の上で行う以外スペースはありません。
「それは外付けなのでは?」
そう言われて、外を見回しても水道がありません。勿論電源もある筈がなく、どうも外付けにしていたと言う訳でもなさそうです。
しかし、聞いてみると、以前はご夫婦が住んでいたという事ですので、1人暮らしの私よりも少なくとも洗濯機を使う機会は人間の分だけで言えば私などよりもずっと多かったと思います。
浴室で手洗いをしていた‥‥とか、毎回コインランドリーを使っていたなどとあれこれ考えていたのですが、どちらにしろ私の生活に洗濯機は欠かせないものでしたので限られた唯一の場所であるキッチンの、脇に設置することにしました。
給水は台所から引き込み、排水は浴室へ。
しかもそのまま排水してしまうと浴室の排水溝が詰まってしまうので、考えた結果、シンクの排水や三角コーナーなどに被せるタイプの網袋を輪ゴムで排水管に取りつけ汚水だけを流すように工夫しましたが、浴室の床が汚れやすいのと、ドアが閉められないのが難点ですが、取りあえずはそれで現在3年もっています(笑)
ただ、以前住んでいた方々は一体どうして暮していたのか、今でも洗濯をする時にふとあれこれと推理をしてしまいます。