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各住戸専用の防災備蓄倉庫 神戸市のマンションに初導入 大京

 大京が、マンション各住戸専用の防災備蓄倉庫を開発した。幅40~80センチメートル、高さ2メートルで、防災用品や食料品が収納できる。東日本大震災以降、防災意識が高まる中、消費者から聞かれる「防災用品を用意しても、収納場所がない」などの声に対応する。第一弾として、兵庫県神戸市で11月に販売開始予定のマンション「ライオンズ須磨離宮公園(総戸数99戸)」に導入する。今後は、立地特性や建物規模などに応じて導入を検討していく。

 防災備蓄倉庫を巡っては、東日本大震災以降、行政やマンション管理組合などで設置・整備が進められているところだ。一方、大京が同社グループ会員を対象に、今年7月に行った調査(回答数1906件)で、「防災グッズの準備や食料品・飲料品の備蓄などで困っていること」を聞くと、36.9%が「収納する場所がない(足りない)」と回答。また、「防災グッズなどを備蓄する保管場所に必要なこと」を聞くと、67.7%が「いざという時、取り出しやすいこと」と答えた。

 こうしたことから、各住戸専用の防災備蓄倉庫があれば備蓄がしやすく、いざというとき防災用品や食料品を取りだすことが可能などとして、開発を決めた。