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災害時に約1カ月間自律できるモデル住宅を発表、LIXIL住宅研究所

 アイフルホーム・フィアスホーム・ジーエルホームの3つの住宅FCを全国展開するLIXIL住宅研究所は、来年2014年度の新商品開発に向けて試作提案を盛り込んだコンセプト住宅を10日発表した。
 テーマは「レジリエンス」(しなやかな強さ)。手動スターター付きのガスコージェネユニット1kW(ホンダ製)と、容量150kgの家庭用LPGバルク供給システム(レモンガス)を搭載。屋根上の太陽光発電とあわせ、外部からのエネルギー供給無しに約1カ月間にわたり電気・給湯・調理の熱源がまかなえる「ライフラインのレジリエンス」を実現する。
 また良眠のためブルーライトをシーン別に調整する照明器具、快適湿度を保つデシカント空調、ウィルスや花粉の侵入を防ぐ玄関手前の手洗い場など、日常時の免疫力を高める「健康のレジリエンス」も備えた。
 さらに高齢者・子供・妊婦などにも安心なバリアフリー設計や可変間仕切り(ライフステージのレジリエンス)、家族のふれあいやつながりを育む動線の工夫(絆のレジリエンス)なども特徴。
 
 要素を盛り込んだ新商品は来年春に発売予定。エネルギー自律システムはオプション仕様で190万円程度になる見込み。