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積水化学工業 電力の"自給自足"を目指す次世代スマートハウス – オンライン記事

<積水化学工業は「創エネ」「蓄エネ」「省エネ」をさらに進化させた「Smart Power Station(スマートパワーステーション)」を開発。家庭内で使用する電気を60%程度”自給自足”できる。>

「創・蓄・省」エネがさら進化、ZEHを超える性能を実現
sekisui21.jpg 次世代スマートハウス「Smart Power Station(スマートパワーステーション)」は鉄骨系の「ハイムシリーズ」、木質系の「ツーユーホームシリーズ」で展開する。

 同社は、ZEH化のさらに先を見据えて、エネルギーを〝自給自足〟できる住宅の開発を行っていく方針だ。

10kWhの太陽光発電や新開発の蓄電池を採用

 スマート・パワー・ステーションには、発電容量10kwhの太陽光発電を導入。新たに太陽光発電パネルと一体化した屋根を開発することにより、30坪台でも10kWの太陽光発電パネルを設置できるようにした。

 さらに、ハイムシリーズでは、パネルの設置面積を高めるために従来より庇を1.8m延長。ツーユーホームシリーズでは、太陽光が当たりやすい南側の屋根の面積を増やし、発電効率を高めた。

 また、新たに蓄電池「新e-Pocket」も開発した。従来の容量7.2kWhを確保しつつ、本体を従来の約60%まで小型化し屋内設置に対応。これまで屋外に設置することが難しかった狭小地などでも設置可能になった。

HEMSが空調を自動制御、電気代を年間1万円以上削減

 HEMSの機能も強化し住宅の省エネ性能も向上させる。全室空調システム「快適エアリー」とHEMSを連携。リビングなどの主要な居室に人感センサーを設置し、居住者がいない時にはHEMSが省エネ運転に切り替える。これにより、電気代を年間1万7500円削減できる。

 また、HEMSにより蓄積されたデータから居住者の属性を約800パターンに分類。専用サイト「スマートハイムFAN」を通じてそれぞれのパターンに合わせた省エネアドバイスを行う。さらに、HEMSを通じて設備の状態を診断する「見守りサービス」も実施。太陽光発電については既に今年4月から開始しており、今後は蓄電池や空調システムにも対応していく予定だ。

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