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ハーバード大生設計のサステナブル住宅を北海道に建築 LIXIL財団

 LIXIL住生活財団(東京都江東区)は、北海道広尾郡大樹町の環境技術研究施設「メムメドウズ」に、米・ハーバード大学の学生が設計した「HORIZON HOUSE」を竣工した。

 このホライズンハウスは、同財団がサステナブル建築の提案を募る「LIXIL国際大学建築コンペ」において11カ国12校のなかから最優秀賞を受賞。その副賞として建築された。
 「大自然のリトリート=日常生活から離れるための隠れ家」をテーマに設計。建設資材のエネルギー消費量を抑えるしくみ、積雪対策の高床デザインに加え、360度に広がるパノラマをその時の景色、気分に合わせて住まう人が選べる点が高く評価された。
 実際の建設にあたり、生成・運搬・建設にともなう炭素排出量の低減に配慮。地域経済に貢献できるよう、コンクリートの使用を極力控えて地場産木材を使用した。また将来の再利用に備え、容易に解体できるよう設計されているという。竣工後も効果検証を続けていく。