東京都港区の地下鉄「神谷町」駅近くに、士業向けのシェアオフィス「シェアル虎ノ門」が完成した。事務所として使われていた築38年の10階建てビルの2~4階を改修。所有者から活用方法の相談を受けたコプラスが、企画・設計した。運営も同社が行う。
同社が企画・運営するシェアオフィスとしては4カ所目。今回は、周辺に弁護士や税理士の事務所が多いため、そういった「士業」の利用を見込む。2階が共用フロアで、受付のほか、応接に使えるソファ席や、フリーアドレス席、会議室5カ所を設けた。3、4階がSOHOフロア。各階7室あり、広さは16~24平方メートル。24時間働くことも多いと想定し、各室にシャワーブースと洗面台を設置した。ベッドを置いた際に仕切るためのカーテンレールも備えた。「ホテルで仕事をするようなイメージで設計した」(同社)。
また、日中は受付スタッフが常駐し、来客対応を行う。
利用プランは3種類。月額費用は「SOHO」が約15万~20万円、「フリーアドレス」が1万5750円、「バーチャル」が5250円。「バーチャル」は、オフィススペースは必要ないが港区に住所が必要な人向け。