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パナソニック 14年ぶりに分電盤を大幅刷新 – オンライン記事

<パナソニック・エコソリューションズ社は、14年ぶりに住宅分電盤の大幅刷新を行う。「スマートコスモ」として、2014年春にも発売する見込み。HEMSとの連携をよりスムーズに行えるように配慮したほか、スマートメーターや太陽光発電などとの連携を図るための拡張性も充実させる。>

電力センサー内蔵で施工時間を約77%短縮

pana1322.JPG スマートコスモの特徴のひとつが、電力センサーを内蔵している点。

 HEMSを住宅に導入する場合、エネルギーの使用状況をモニタリングするために、分電盤の電力を計測する必要がある。そのため、分電盤に電力センサーを取り付けなくてはいけない。しかし、ひとつひとつの回路にセンサーを取り付けていくため、施工手間がかかってしまうという問題があった。

 この問題を解決するために、スマートコスモに電力センサーを内蔵させた。同社の試算によると、センサーを内蔵することで、施工時間を約77%も削減できるという。

スマートメーターアダプタなども搭載

 将来を見据えた拡張性を備えているのもスマートコスモの特徴のひとつ。同社のHEMSであるAiSEG用のアダプタをはじめ、前述した太陽光発電の連係ブレーカー、さらには創蓄連係システムやV 2 H(ヴィーグル・トゥ・ホーム)などに対応する通信用アダプタを簡単に増設できるようになっている。

 将来の電力自由化などを視野に入れ、スマートメーター用のアダプタも備えている。このアダプタを活用することで、スマートメーターとの連係を容易に図ることが可能になり、電力自由化後の新料金などへの対応も図りやすくなる。

 電力自由化が進むと、ピークカットを積極的に行った家庭の電力料金が安くなるといったサービスが登場する可能性がある。スマートコスモでは、こうしたサービスが登場した際に、すぐに対応できるよう配慮している。

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