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木質構造の大空間、独自構法で新社屋建設 ミサワホーム

 ミサワホームはこのほど、静岡市駿河区のミサワホーム技術研修所跡地に、独自開発構法である「FWS構法」を初めて採用した「ミサワホーム静岡事務所ビル」を竣工した。

 同構法は、独自の木質接着複合パネルを活用した大スパン化や中層化など、木質構造の可能性を広げることを目的に取り組んでいる新構法。ミサワホーム静岡の新社屋として建設した静岡事務所ビルは、高強度の木質接着複合パネルをボックス形状に貼り合わせた中空構造の柱・梁(はり)部材を用いた2方向木質ラーメン構造が評価され、国土交通省の「木のまち整備促進事業」(2011年度)に採択されている。同社では、「今までの木質構造ではほとんど例のない2方向ラーメン構造と最大9.1mの梁による大空間を実現した、延べ床面積2894平方メートル・3階建ての大規模建築物」と話している。