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ハウジング・トリビューンVol.466(2014年2号) – WEB BOOK SHOP

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今後、期待する市場と技術とは

 日本の住宅マーケットは、旺盛な新築需要を成長エンジンとして、世界有数の市場にまで発展した。しかし、その状況は少しずつ変わりはじめている。誰もがその現実に気づいており、「新築市場の中長期的な減少は避けられない」という認識が一般的になっている。

 しかし、足元のマーケットの状況を見ていくと、まだまだ新築中心の構造が色濃く残っている。とくに今年度については、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要があり、新築市場へと軸足が逆戻りした感さえある。

 それでは、今後、住宅産業は何を成長エンジンにしていくべきなのだろうか。中古住宅やリフォームなどのストック市場、高齢者関連市場、さらに言えば住生活サービスの分野も見逃せない。「まだまだ新築市場でやるべきことがある」という考えもあるだろう。

 その一方で、今後、どのような技術・商品開発が求められるのかという点も気になるところだ。

 ハウジング・トリビューンでは、「景気が上向きに転じ、前向きな話題が増えてきた今だからこそ、住宅産業の進むべき方向性をもう一度検討すべきではないだろうか」と考え、住宅業界のリーダーなどに対して緊急アンケートを行った。質問の内容は今後期待する市場と技術。また住宅産業に影響を及ぼす社会的な課題や問題点。

 そのアンケートの結果を今号と次号に分けて紹介していく。今号のテーマは期待のマーケットと技術。キーマン達は、どういったマーケットを次世代の成長エンジンにしようと考えているのか。また、どのような技術開発に期待しているのだろうか。

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