CBREはこのほど、首都圏の物流施設市場動向(2013年第4四半期)をまとめた。それによると、需要が旺盛で空室率が低下したことが分かった。調査対象は、延べ床面積1万坪以上のマルチテナント型物流施設。
調査によると、2013年12月末時点の空室率は4.0%で前期よりも0.3ポイント低下した。今期竣工した施設は、3PL会社が借りやすい低めの賃料設定の立地だったため、高い入居率で稼働を始めた。更に前期に竣工した物件もテナント決定が進んだことも空室率低下に寄与した。年間の需要面積は21万7000坪で、04年の統計開始以来の最高水準だった。