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カーシェア・太陽光発電は「高エコストレス」、生活者のエコ行動への心理を調査

 アサツーディ・ケイ(東京都中央区)が環境エネルギーに関する商品やマーケティングなどの開発を目指して設立したADK環境エネルギー・カテゴリーチームは、法政大学地域研究センター・白井信雄特任教授とともにエコ行動に対する生活者の心理を把握する「環境エネルギー総合調査」を行った。
 調査では、人がエコ行動に積極的になれない心理「エコストレス」に注目。クールビズやウォームビズへの対応、太陽光発電システムやハイブリッドカーの購入など30のエコ行動についてエコストレスを測り、その傾向をもとに生活者を6タイプに分類した。対象は30〜69歳の男女3320人、時期は2013年7〜8月。
 それによると、若者ほど「家計の節約にならなければエコ生活をしたくない」と考える割合が高く、20代で64.7%いたのに対し60代では51.6%だった。一方、「エコ活動を取り込んでいるライフスタイルはかっこいい」と答えた人は20代で6割弱、60代では7割おり、年齢が高いほどエコはかっこいいと考える傾向がわかった。
 
 エコストレスが高い行動としては、「環境保護を目的としたイベントに参加する」78%、「自動車を持たずカーシェアリングやレンタカーを利用」76%、「太陽光発電システムで自家発電を行う」74%などが上位にあがった。
 逆に「節電のためクールビズやウォームビズを行う」「エコバッグを持参しレジ袋利用を避ける」といった日常に密着した行動へのエコストレスは低かった。
 また、省エネ家電利用、地域リサイクル活動への参加、ハイブリッドカーの購入などを「重要と考える」人も、実際に購入したり利用している割合はそこまで高いとはいえず、意識と行動にギャップがみられた。
 調査チームは、エコストレスを感じる傾向により生活者を「プチ節約族」「エコリッチ貴族」「コミュニティ守護族」「エコ無関心族」「ドライエコ族」「ソーシャルエコ族」の6タイプに分類し、彼らのエコ行動に対する心理を分析。このうちエコへの興味がないエコ無関心族、嫌ムダ生活主義のドライエコ族、もったいないがモチベーションのプチ節約族が、その他の3タイプに比べ構成割合が高いという。