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オリックス・リビング 大阪に介護機器の研究拠点

 オリックス・リビングは8月1日、大阪市北区の「グランフロント大阪」ナレッジキャピタル内に、介護現場の研究・開発拠点を開設する。補助機器開発や実証実験、研修などを行う。

 名称は「オリックス・リビング イノベーションセンター」。延べ床面積は約117平方メートルで、同社が運営する有料老人ホームの居室や浴室を再現したスペース、プレゼンテーションルームで構成する。メーカーや研究機関と共に介護現場で発生している課題を共有。解決に向けた機器の開発・実証実験などを行う。

 既に、NKワークス(3次元電子マットによる見守りシステム)や、トヨタ自動車(移乗ケアアシストの実証)、村田製作所(温湿度センサシステム・センサ連動型照明無線制御システム)などと開発に向けた連携を始めている。

 これまで介護現場では入居者のプライバシーや安全性の観点から実証実験が難しく、現場のニーズが機器メーカーに伝わりにくい面があったという。