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日本エネパス協会と日本ERI、エネパスを第三者認証

 日本エネルギーパス協会(東京都港区)と日本ERI(東京都港区)は、住宅向けエネルギーパスの第三者認証サービスを来年1月から本格的に開始する。日本エネルギーパス協会が提供するエネルギーパス評価を日本ERIが第三者として認証を行う。
 エネルギーパスは、住宅の燃費性能を評価するもので、EU加盟国では賃貸契約時などにエネルギーパスの表示が義務付けられている。
 日本エネルギーパス協会は、このエネルギーパス制度を日本国内向けにローカライズし、ハウスメーカーや工務店などに広めている。自己評価による運用が基本で、導入企業は、住宅の省エネ性能を建築主などに対して説明する際に利用している。
 今回、第三者認証を導入することで日本エネパス協会では評価の信頼性が増すとする。実際、八十二銀行(長野県長野市)は、この第三者認証を受けたエネルギーパスで一定の性能が認められた住宅に対して、優遇金利を適用するサービスを実施する。
 審査料は戸建て住宅の場合で、1戸あたり3万円。認定低炭素住宅の技術的審査の評価項目と重なる部分が多く、同制度との併願審査の場合は、3000円(低炭素住宅の技術的審査料として別途4万円)になる。