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旭化成ホームズ 2階建で最大5層の空間を実現、新たな構造躯体を投入 – オンライン記事

<旭化成ホームズは、低層戸建住宅用の躯体システムとして、「ハイパワード制震ALC構造」を新開発し、「NEXT HEBEL HAUS」シリーズとして展開していく。階数にこだわらない重層構造を可能にするもので、最大で2階・5層構造を実現する。>

asahi2101.JPG 新商品「NEXT HEBEL HAUS(ネクストヘーベルハウス)」には空間の自由度を向上する新躯体システム「ハイパワード制震ALC構造」を採用したほか、新たに開発した外装部材やインテリア部材を導入する。

階から層へ新空間提案を具体化

 「ネクストヘーベルハウス」の最大の特徴が、住空間を平面ではなく立体で捉え、「階から層へ」という発想を具体化している点。

asahi2102.JPG この考えを具体化したものが、ネクストヘーベルハウスに導入した「マルチフロアシステム」だ。これは、1階や2階の天井や床の高さをより自由に変更できるシステム。

 このシステムによって、建物の高さを変えることなく、2階建で最大5層の空間を創造できる。例えば、1階部分の床を80cmダウンすることで、1階部分に2層の空間が生まれる。そこに2階床を約80cmダウンしたクロスフロアと通常の2階部分が加わると合計で4層。さらにロフトなどを設けると5層の空間が創出されるというわけだ。

 「X-SHIFT(クロスシフト)プランニング」として、天井や床の高さに変化をつけ、限られた空間のなかで風と光を導き、視線の広がりを生み出す設計手法も体系化した。

 ただし、価格については構造以外の部分のコスト削減を図り、従来の構法とほぼ同等のコストに抑えているという。

2階建の8~9割を新構造に
 同社では、ネクストヘーベルハウスシリーズとして、陸屋根タイプの「NEXT HEBEL HAUSCUBIC(キュービック)」、寄棟屋根タイプの「NEXT HEBEL HAUS 新大地」という2商品をラインナップした。

 今年度は3000棟の販売を目指し、2階建商品の8~9割をネクストヘーベルハウスシリーズにしていきたい考え。

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